４月に入る。百花繚乱の時季の到来に、フラワーショップの店頭は、一層の色とりどりの草花の賑わいに。

3月からの店頭で観るバラ、そのバラエティ---その7。

----切りバラも一層、店頭を賑わしている。
　複色(混色)系x2、紫系x1、黄系x１のバラ、４つ。

・薔薇(シャンスポム)
外弁はアプリコットピンクで、花弁縁に僅かにも覆輪の様子が見えて、中心は淡い橙色(ペールオレンジ)のカップ咲きのバラ。
コロンとして丸咲きのピーチピンクともいえて可愛らしい。
咲き進むと、特に外弁は覆輪からより赤みが全体に増していく様相を呈していく様だ。
「シャンス」は、仏語で「幸運」の意に当たり、「ポム」は、仏語で「りんご」の意だが、今のステージでは福よかな‘桃ピーチ’にも重ね合わせられようか。

・薔薇(アヴェニール)
くすみのあるピンクに、紫が混色したアンティーク風のバラ。剣弁高芯咲きを思わせるが、花弁が開いてくるとロゼッタ咲きになるという。
「アヴェニール」とは仏語で「未来・将来」という意味。より素敵な未来への想いをこのバラに託して名付けたのだろうか。

・薔薇(ヴェラヴィーダ)
透明感のある淡いピンクで、明るいローズピンクのリップの丸弁カップ咲きといえようか。
花弁の白からピンクのグラデーションで柔らかな印象を感じをもって、ボリューム感を持っての抱擁力のあるバラ。
「ヴェラヴィーダ」は伊語で ’美しき人生 ‘と言う意味のようだ。　

・薔薇( シューティングスター)
純なる黄色のボリュームのある花弁を束め、奥まって花芯を赤く染めるようにしいる丸弁高芯咲きにみえるが、剣弁咲きから丸弁に変化しているのだろうか。　　　　　　　
花弁の褪色が殆どない黄色系スプレーバラのようだ。　　　
「シューティングスター」は「流れ星」。さっと、夜空に一瞬光り輝いて闇に吸い込まれるいく黄色、純なる黄色をここに示しかったのだろう。