*✨˚✧₊⁎🍃クリスマスローズ*:🍃💫 .｡･*

未知のウイルスに人々が苦しんだスペイン風邪は1918（大正7）年から3年間、世界で猛威を振るった。伝わるのは第1から第3の流行期。今のコロナ禍でいうなら「第○波」だろうか。

この流行性感冒に作家、永井荷風も見舞われている。日記「断腸亭白乗」では、18年11月に〈風邪ひきしにや、筋骨軽痛を覚ゆ〉。しばらく寝込んだようだ。

20年正月にも〈夕餉（ゆうげ）の後忽然（こつぜん）悪寒を覚え寝につく〉。翌日40度の熱が出て、数日後は遺書まで書いている。もっとも荷風の日記はやたら体調不良の記述が多く、「いつからいつまでが『スペイン風邪』だったのかが判然としなくなる」「（文豪たちのスペイン風邪）より」。いずれにせよ、たちの悪い疫病だったのは間違いない。

きのうは東日本大震災の発生から11年。祈りの日だった。と同時に、世界保健機関が新型コロナウイルス感染症をパンデミック（世界的大流行）と表現して丸2年。変異を重ねる未知の疫病との闘いもまた長丁場になった。

コロナの流行はすでに6波を数える。岸田首相は先日、国会で「第7波」の備えに言及した。とはいえ波が来るたびにワクチン接種の遅れ、医療逼迫といった後手対応が繰り返されるのはいただけない。

休業の張り紙を外したなじみの店を見て一安心し、下げ止まりする県内の感染者数を、見てため息をつく。そろそろ「出口」への青写真も見てみたい3年目の春になる。

　　　　　今日の高知新聞🗞【小社会】

✴️高知県立牧野植物園・撮影3/8

🍃日中20℃まで気温があがり汗ばむ陽気になりました。近所の梅の花が散り始めました…次々と春の草花が芽吹きはじめるのを感じます🐝