皆さま、おはようございます。
此方、関東の北田舎も通年より風の強い日が多いように思われます。
場所によっては積雪でメール便も届かないのだと聞き、寒風くらいで泣き言ボヤくもんじゃないなと気を引き締めて。
まずは、ひとりでも多くの方にご無事でいて頂きたいなと思うばかりです。

冬の道端に落ち葉があってもそれは極々フツーの風景であって、特段に目を惹くものでは無いのでしょうが。
外に出て。
ざあっ、と吹いてきた風の冷たさについ下を向いた瞬間に。
こんなに美しい、まるで紅葉の時期から間違えて時空を超えてしまったかのような鮮やかな黄色が目の前にあったら。
それはちょっと、棒立ちになっちゃうかなと思うワケなんですよ。

今‥‥2月、だよな？？

ホントに、誰かが拵えた押し花ならぬ押し葉が風で飛んでしまったのかと思いもしたのですが。
周りを見ても人影は無く。

今の時期の落ち葉なんて大体が茶色で、カタチもくるりと円柱状になっているものが大多数。
あとは此処にもあるように、細い枝先が枯れて千切れて流離っているばかりで。

なので。
こんなに真っ直ぐで、まだ幹から離れて間も無い程に色も艶やかな姿を目にしようとは思わず。
ぼーっと、首に吹き込む風の冷たさも忘れて見入ってしまいました🍁

こうして、思い出として残して。
と、なると触れてみたくなるのが人情というものではないか‥‥
いや、でも。
それはもしかしたら叶わない気もする‥‥

指が悴んでしまってチカラの入れ加減がかなり怪しかったので、横にある細枝でアスファルトから浮かせて横から挟み込もうと試みたのですが。
扇形の軸元を掴むと同時に風が強まり。

ああ、飛んでしまうと。
掴んだ指先につい、チカラを込めてしまい。

秋のカケラは、本当に欠片となって。
見えない激流に取り込まれて。
青空の近くに行ってしまいました‥‥

触れた感触は確かに指先に残っているのに何か、あまりにも現実からかけ離れた感覚にも思えて。
今となっては。
この一枚の写真だけが、落ち葉の存在を肯定してくれる証拠となっております。

オオカミ少年🐺にならずに済むぞ！！