新たな年、1月。この地にあっても、冬の季節と強く感じられる時節になって来ていると言っていいでしょう。
フラワーショップの店頭に置かれる草花の色取りは、新年を祝うかのように賑やかにしている。

昨年12月からの店頭で観るバラ、そのバラエティ---その4。

----切りバラも一層、店頭を賑わしている。
　ピンク系x1、黄系x1、緑系x1、赤系x1のバラ、4つ。

・薔薇(アーリエス)
外弁がピンク、中心側がオレンジがかった薄いピンクへの心地よいグラデーションになっている剣弁高芯咲きの大輪のバラ。
「アーリエス」はスペイン語で「おひつじ座」の意で、ギリシア神話によると、金の毛皮を持つ羊だとか。

・薔薇(イリオス)
外弁は薄い緑色を含む淡いレモンイエローで、花芯に向かって黄色のさわやかな色彩をもつ半剣弁高芯咲き。繊細な花形で気品があるバラ。

花名の「イリオス」について、下記(出典・抜粋: ブログ- 堀木園芸のバラ)。
　〜「イリオス」というのは、ギリシャ神話の太陽神「へーリオス」から名前を取られているのだろう。
真昼の太陽の様に、クリームがかる白の中に、爽やかな黄色を帯びる。
黄色系のバラは、その殆んどが「ソレイユドール」という黄バラの血を継いでいる。
どちらかというとオレンジ色に近いそのバラは、黄バラ第一号と言われていて、「イリオス」同様フランス語で太陽という意味の「ソレイユ」を冠している〜

・薔薇(ミントティー)
爽やかにもゆったりとした、少しのウェーブのかかったグリーンの花色のバラ。そのグリーンにアイボリーのグラデーションを持って、美しい姿を披露している丸弁的な高芯咲き。
ハーブ、「ミント」のさわやかフレッシュなお茶、ティーをこよなく誘うようである。

・薔薇(マダムレッド)
落ち着きのある赤紫、マゼンダの素敵な色合いを持つバラ。小さなスプレー咲きで、まだ花弁が十分開いていないようだが、花びらのエッジが小刻みに震えているようなフリルがエレガントである。
カップ咲きになるバラであろうか。
何か、有閑「マダム」の落ちついた’赤い衣装‘を想像させようか。