『月の砂漠』

悲しげな旋律に意味深な歌詞
子供の頃から　この歌を聴くと無性に寂しくなり、心落ちつかなくなったものです

短調で作られているからというのもありますが、歌詞に王子さまとお姫さまの感情が見えてこないという不可解さ

だって、2人共　黙っているんですもの
たぶん　その事が子供心に畏怖の念を抱かせたのではないかと思われます

これは日本人が作詞作曲したものだそうです
そして、この「砂漠」というのは、「沙漠」と書くのが正しいそうで

こちらの「沙漠」というのは、海岸などの水辺にある砂地のことらしいのです

月夜の晩‥砂地の海岸を、らくだに乗った王子と姫がとぼとぼ‥ 一体どこへ向かっているのでしょう
おそろの白装束

もう　その情景だけで涙でそう🥲
ロミオとジュリエットのように許されない恋の逃亡中なのだろうか
戦争で国を無くし、安息地を求めて、あてもなく旅をしているのだろうか
まさかの　ただの新婚旅行❓
食糧は足りてるの❓

色々な妄想を掻き立てられるわけです
そして‥メロディー的に絶対、悲しい事情があるに違いないと
ただの新婚旅行だなんて言われたら、幼少からの悶々とした感情の持って行き場がありませんので‥


〜月夜の白玉王子と白玉姫とヒメジョオン〜