11月。晩秋から冬へと、その先の季節へと移りゆく。
私の散歩道の道際等の草花達は、また新たな世界を夢見て、その身を自然の中に託そうとしている---

10月からの、より充実した時季を持とうしている草花達の姿 ---その16。

紫のリボン付け、ビロード着た白雪姫と仲間たち。
---何時もの散歩道を少し変えて、近くにありながら今まで踏み込んでなかった通りに足を運んだみる。

それは、道際に観た、あるお宅の前に無造作にも生い茂っていたといった方がよいほどの繁茂した草花である。
その草花、株全体が白色のビロード状の軟毛に覆われて、全草が白い毛状のものに覆われて、赤紫の3弁の花を咲かせていた。

何か小さい頃を思い浮かべたような、白雪姫のおとぎの国の断片を、そこに見たようだった。

　トラデスカンチア・シラモンタナ(白雪姫/ビロードツユクサ)

　併せて既出の３つの同属草花、ムラサキツユクサx2 とムラサキゴテン

・ムラサキツユクサ属(別名 トラデスカンティア属 ツユクサ科)
(備忘: ムラサキツユクサ属の属性等 5/18 ‘21)

・トラデスカンチア＜別名 白雪姫＞(ツユクサ科 ムラサキツユクサ属/トラデスカンチア属)
茎がほふくする種類が多く、北アメリカから熱帯アメリカに70種が分布する多年草。

よく栽培されているものには、トラデスカンチア・フルミネンシスの品種で、淡黄色の斑が覆輪や縞斑などに入る‘バリエガタ’や、トラデスカンチア・アルビフロラの品種で白色の縞斑が入る‘アルボビッタタ’などがある。
草丈:10~15cm。
耐寒性/耐暑性: 強い。

また、多肉植物としても扱われるトラデスカンチア・シラモンタナは「白雪姫」とも呼ばれ、株全体が白色の軟毛に覆われている。

＜トラデスカンチアの種類(原種、園芸品種)＞
→トラデスカンチア・フルミネンシス‘バリエガタ’
葉は緑色の地で、淡黄色の覆輪斑や縞斑などが入る。

→トラデスカンチア・フルミネンシス‘メイデンズ・ブラッシュ’
新葉に淡いピンクや白色の斑が入る。「胡蝶の舞」「初雪露草」「初冠雪」などとも呼ばれる。

→トラデスカンチア・アルビフロラ‘アルボビッタタ’
葉は緑色地で白色の縞斑が入る。

→トラデスカンチア・シラモンタナ
葉は多肉質で緑色。株全体が白色軟毛に覆われている。「白雪姫」とも呼ばれる。
ビロードツユクサとも呼ばれる。メキシコ原産で、全草が白い毛状のものに覆われている。乾燥に強く、赤やピンクの花を咲かせる(ムラサキツユクサ属 Wikipediaより)。

(出典・参考: みんなの趣味の園芸 、ムラサキツユクサ属 Wikipedia)