11月。晩秋から冬へと、その先の季節へと移りゆく。
私の散歩道の道際等の草花達は、また新たな世界を夢見て、その身を自然の中に託そうとしている---

10月からの、より充実した時季を持とうしている草花達の姿 ---その5。

真っ赤な、2重フードを被ったモンスターの様な草花が。
---何時ものある散歩道の途上で、立ち止まる。何か赤い異様なもが左手方向に目に入ったのである。

何か好奇心に駆られて、恐る恐る近づいてみる。
それは、あまり人気が無く、広い畑に接する手前の道路際に、人知れずに突っ立っていたのである。

それは、今までには出っくわしてはいないと思った、背丈を高くした、‘大きな真っ赤な分厚い２段、2重フードを被ったモンスター’の様な草花であった。

　　クルメケイトウ(久留米鶏頭)、であろうか。

・クルメケイトウ＜久留米鶏頭＞(ヒユ科 ケイトウ属)
　春まき一年草。
熱帯アジア原産。トサカケイトウ(鶏冠鶏頭)の園芸品種群で、クルメというのは久留米市で品種改良がなされたことに由来。
花期:７〜８月。
草丈:８０～１００㎝ほど。
花色:赤色が一般的だが、ピンクや黄色もある。
花が球状になり、見栄えがすることから、花壇などによく植えられている。

(出典・参考: 365 花撰)

・ケイトウ＜鶏頭 、別名 セロシア・アルゲンテア＞(ヒユ科 ケイトウ属/セロシア属)
(備忘:ケイトウの属性等 10/5 ‘21)