【ヒマラヤスギの球果】
　　
　仙台に住んでいたとき
　ヒマラヤスギの実の上の部分・シダーローズと、枝から折れて落ちた実の下の部分を拾ってありました。

　ヒマラヤスギの実の特徴は、次の三つ。
○ヒマラヤスギの実は、卵型の、大きな球果です。
　普通サイズでも、女性の両手では包みきれないくらいの大きさです。
　大きなものは、乾燥して開くと、私の両手でも包みきれないほど大きいです。
　ダチョウの卵とどっちが大きいかなあ～🤔というくらい大きいです。
　ちなみに、若い球果の表面は、松ヤニのようなものでベタベタしています。動物に食べられないようにするためでしょうね～

○ヒマラヤスギの実は、枝に、上向きに付いています。
　枝から上に伸びる串状の突起に実が付いているので、大きな球果でも上向きに付いていることができるのです。

○ヒマラヤスギの実は、強風等で枝が折れない限り、卵型を保ったまま落ちることはありません。
　球果は、秋、茶色くなると、やがて、上の部分を除いて、球果を構成している鱗片がバラバラに落ちてしまいます。
　球果の上の部分だけが、そのままの形を保って落ちます。
　それは、薔薇の花の形をしているので、「シダーローズ」と呼ばれています。
　
　上の写真２枚は、ヒマラヤスギの球果の上の部分・シダーローズと、下の部分です。
　下の部分の断面を見ると(拡大してみてください。)、種がきれいに並んでいるのが分かります！
　シダーローズの裏には、穴が空いています。
　球果は、写真下の部分の串状のものがシダーローズの穴に刺さり、下の部分とシダーローズの間にたくさんの鱗片と種が重なって付いて、出来ているんです。

下の写真は、下の部分の串にシダーローズを付けてみた写真です！
　ここにたくさんの鱗片を重ねて入れていけば、球果を再現できるのですが、、、😁