こんばんは✨✨
10月3日の朝方父が他界しました。　
その日実家の金木犀が満開になり
いい香りが充満していました。　

2日の夕方母より慌てた声で、
今お父さん救急搬送で病院に運ばれて
今とっても危険な状態なの。今なら
会えると思うから今すぐ来て！
と電話があり病院名を告げて切られて
しまいました。
混乱の中兄姉と連絡を取り、それぞれ
家族みんなを連れ病院に駆けつけました。
私達は道が混んでいて病院に着くまで
2時間近くかかってしまい一番遅く
到着しました。
父は酸素マスクをつけとっても呼吸が
荒く苦しそうにしていました。
遅くなってごめんね。今着いたよ。
と、手を握ると強く握り返してくれ
ました。そしてそのままずっと手を
離しませんでした。
点滴が効くと少し目を開け私達を探して
いるので、みんな一人ずつ顔の近くに
行き話かけました。そうすると分かる
みたいで軽く頷いたりしました。
その間も私の手は離さず握ってました。
そしてしばらくしたら、私の手と反対
側の手を握っていた兄の手を引き寄せ
足を振り上げ起き上がろうとするので
ビックリしました。
今は起き上がっちゃダメだよ。寝て
いないと。ってみんなで止めても、
しばらく止めませんでしたが、また
目を閉じて呼吸が荒くなりました。
途中何度か呼吸が止まり、その度
みんなでおじいちゃん！と呼ぶと息を
吹き返すを繰り返しました。
次に父が目を開けた時みんなが心配な
顔で覗きこんでいると、
頑張るといい事あるよ！と笑顔を見せ
ました。とっても優しい笑顔でした。
その後また目を閉じてしまいましたが、
少し数値が落ち着いたので付き添い
出来るのは母だけで私達きょうだい家族は
帰らなくてはいけなくなりました。
明日も会えるか不安の中帰りました。

そして朝方とても早い時間に
父が静かに眠るように亡くなったと
知らせがありました。
後から聞きましたが、急性肺炎だった
らしく運ばれてきた時の酸素濃度は
生きていられるのが不思議なくらい
低かったようです。
その中必死に生きる事を諦めず戦い
続けていたのです。
本当に最後まで強い父でした。

そしてコロナ禍の中緊急宣言解除された
後でしたが本当は家族みんなで病室に入る
事は出来なかったみたいです。
運ばれてすぐ危篤状態だったので特別許可
が出たらしく奇跡が色々重なり家族みんな
で最後会うことが出来たのです。
病院の方々の配慮に本当に感謝です。