９月。暑かった夏を後にしながら、私の散歩道の道際等の草花達は、強い日差しから解放されて、より充実した色彩を放そうとしているようだ---

８月からの、暑中、残暑から解放から新たな草花達の姿 ---その6。

暑中の道際の、清涼感。木々の日陰の小さなフリルの花塊り。
---この日は、所要を済ませての帰りは、何故かに少し足を伸ばしたくなっての、少し迂回しての帰途のときの出逢い。
暑中灼熱の中、それを癒やしてくれるかのような緑が建物を囲むシーンが目に入ったのである。少し足速にも近づく。

その洋風の建物の前には、小綺麗にも段取りされた幾かの柊木犀等の生垣でアレンジされた庭園風の風景の中に、あのピンクのフリルを付けた幾つのもピンクの小さな花の塊が、居並ぶ大木が作る日陰の中に、心地よく微かに揺れていた。

その道際から光景は、暑い路上の者にとっては、束の間のものであっても得難い一種の清涼感をそこに得た。

サルスベリ(百日紅、猿滑、紫薇/ヒャクジッコウ<百日紅>)

・サルスベリ＜百日紅、猿滑、紫薇、別名 ヒャクジッコウ<百日紅>＞(ミソハギ 科 サルスベリ属)
(備忘; サルスベリの属性等 8/25 ‘21)