女郎花(オミナエシ)

秋の七草の１つとして、奈良時代から鑑賞されてきたオミナエシ。青空に生える、小さな黄色い花が印象的です。
花言葉『美人』『はかない恋』『親切』は、秋風に揺れる花姿が、繊細で寂しそうな女性を連想させることに由来します。
科・属:オミナエシ科オミナエシ属
原産地:日本・中国・東シベリア
開花期:6～10月
花の色:黄色、白色
別名:血目草(チメグサ)粟花(アワバナ)
オミナエシは沖縄を除く日本全国から中国、東シベリアに分布する多年草です100～150センチの草丈に成長して小さな黄色い花を咲かせます。花は15～20センチほどでまとまって咲くのが特徴です。乾燥させて煎じたものは『肺醤(はいしょう)』という生薬になり、解熱や解毒作用があります。
オミナエシは6～10月が開花期になり、8～9月が最も見頃の季節を迎えます。秋の七草といわれますが、実際には秋の早い時期に咲きます。これは、旧暦の秋が今の7月下旬～10月中頃ま
でを指すためです。黄色い花は切り花として楽しめますが、悪臭がするので注意してください