2021年9月2日(木)、雨、結婚記念日・入籍記念日(40年前)、初デート日(42年前)。

昨日(9月1日)、朝起きてしばらくすると、妻が突然に「お父さん、プチ旅行へ連れて行って。結婚満40年なんだから。どうしても、今日行きたい。」と言い出しました。

「えっ、40周年の記念旅行は、二泊三日で四国に行ったでしょ。」

「あれは、私の還暦祝いと40周年記念を兼ねていたから、純粋に結婚40周年の旅行にどうしても行きたい、お願いします。」

「今、突然に言われても、どこに行くかを決めていないし、早割プランで割安は使えないし、新型コロナの緊急事態宣言が発令されているし、最初の計画通り、近場で食事をしようよ。明日は雨も降るし、ゴミ当番もあるから。」

「いや、どうしてもプチ旅行がしたい。一泊二日でいいから。そして、雨が降るなら、お父さんが好きな美術館へ行けばいい。島根県の美術館にしたらどう？」

「そこまで言うのであれば、直前キャンセルされて、直前割引した宿泊施設をネットで探してみよう。なかったら、諦めてね。」

「いや、お父さんだったら必ず見つけてくれるはず。待っているから、見つけてね。」

「仮に見つかったとしても、今日は晴れだから、花の水やりをしておかないといけないし、咲いている花はカットして行けておかないといけないよ。それから、今週はゴミ当番だから、明日のために、今から組み立てて置かないといけないよ。」

「水やりやカットしたバラを活けたりするのを手伝うし、一泊二日のための身の回りの物を揃えておくから、よろしくおねがいします。」

「わかった、わかった、これから、宿泊先をすぐに探してみるよ。」

そして、2時間かけてネットで探して、玉造温泉の「長楽園」というところを探し当て予約しました。

それを妻に告げると、大喜び、久々に家でカップラーメンを食べて、庭の水やり、バラの花のカット(投稿写真のバラがその一部です。)、ゴミ箱の組み立て、9月2日に予定していた関係者にキャンセル電話をしました。

やっと午後3時に出発し、予定通り宿泊先「湯之助の宿・長楽園」に到着しました。朝食付きで、夕食が付いていないプランだったので、早速、フロントにおすすめの食事処を聞いて、居酒屋「そば富」へ行きました。

妻と居酒屋へ行くのは、20年以上ぶりでした。

妻は久しぶりに、日本酒を飲みました。一品料理は妻が好きなものを注文しました。手羽先、ナマコ、刺身盛り合わせ、イカ刺し、イカの丸焼き、砂肝、その他数種類を一皿ずつ注文し、二人で分けて食べました。
生ビール中1杯ずつ、酒は2合ずつ飲みました。

締めは、手打ちの出雲蕎麦の割子を一人前を頼み、二人で半分ずつにして食べました。

ホテルに帰り、早速、温泉に行きました。混浴露天風呂と聞いていたのですが、フロントで説明を聞くと、なんと、紙水着で入ると言うことだったので、妻も行く気にって、一緒に入りました。テニスコート一面以上ぐらいの広さがある露天風呂でした。新型コロナや雨天のこともあって、入浴に訪れた客は私達を含めて5人でした。かけ流しのとても良い風呂でした。

妻は、久しぶりに飲んだせいか、別の場所にあるお風呂には行かず部屋で休むというので、私だけが混浴でない露天風呂へ行きました。とても良い温泉風呂でした。

次の朝は、早く目が覚め、朝食後は、私は昭和天皇がよく利用された宿泊施設とお庭を見に行きました。妻は、私が大イビキで寝ていたので眠れなかったみたいで、睡眠が足りないから、もう少し休むと言って、寝ていました。

私は、1万坪と言われている日本庭園を見て歩きました。昭和天皇がよく利用されたゲストハウスとお庭も見てきました。

昭和天皇や皇族専用の宿泊施設とお庭を見ましたが、一言で言うと、「質素」でした。付け加えると、「侘び寂び」の世界でした。イギリス皇室のような贅沢さはなく、心を平静にする質素な世界を見たような気がしました。

玉造温泉へはこれで4回目でしたが、「長楽園」は、なにか別格のような気がしました。特に、棟方志功、東山魁夷などの作品が展示されており、とても気に入りました。

一時間程度で見学し、部屋へ戻り、すぐに足立美術館へ出発しました。

足立美術館では、5時間滞在し、日本画と和の各種庭園を楽しみました。雨の降る日の日本庭園は、本当に美しいです。苔がとてもキラキラしているし、樹木の青さがとても美しいのです。庭園は常に整備されており、とても美しいのです。

日頃は、年金生活ですから、特に食費を節約していますが、旅行のときは別です。二人とも、仲良く体重増加で家路につきました。

実は、先の月曜日も、妻がどうしても津和野へ行きたいというので、日帰りで安野光雅美術館へ行ったばっかりだったのです。だから、まさか、また、旅に行こうというとは思っても見ませんでした。

いつも、妻には、よく振り回されていますが、その中で愉しむ術を身に着けているので、なんとか予算内で収まるようにしています。また明日からは、節約生活に入ります。

妻はもう一時間前に寝入りました。帰りの車の中でも、助手席で眠っていました。時々、目を覚ましては首が痛いと言いながら🤭🤭🙃

投稿写真の薔薇の名前は、
上段の左から右へと向かい、その後は下降して綴ります。
フロージン’82
ティージング・ジョージア
ブルーリバー
クローネンブルグ
プリンセス・ヴェール
エドァワール・マネ
新雪
フラウ・カール・ドルシュキ
ジェイムズ・ギャルウエイ

追伸
足立美術館は、これまで行った中では、来客数が最低でした。全国の美術館もそうでしょうが、倒産しないで欲しいと思います。特に私設美術館の経営はとても厳しそうです。