学校の帰り道

オモダカ「ミツバー」
うしろから私を呼ぶ声がする
ミツバ 「あっオモダカ君」
「どうしたの？ヨツバ達なら
あっちの方へ行ったわよ」
オモダカ「違うんだ
ミツバに話しがあるんだ」
ミツバ 「エッ私に？」
オモダカはスッとした顔立ちで
勉強のできる人気男子
そのオモダカからまさか声を掛けて
くるなんて❗️
やばい緊張でドキドキしてきたぁ〜

とりあえず歩き出す二人
勉強や部活の話しをしながら
帰り道を一緒に…
ところでオモダカ君の話ってなんだろ？

人通りの少なくなった辺りで
オモダカが足を止めた

オモダカ「ミツバ…」
「あのさぁ　　僕と…」
「な、なんでもない…」

？　？　まさかの告白❣️
一瞬期待してすぐに取り消した
そんな訳ないか
私なんかに
ナイナイ💦
また歩き始めるが…

二人のドキドキは
不協和音を奏で始めた
ハーモニーに近づこうとしては半音外れる
互いのキーを探り合いながら胸の鍵盤は
打ち続ける・・・
　　　　　　　　　　　　　　　つづく

＊オモダカ
　　花弁は3枚で白い花を咲かす水生植物

＊不協和音の対義語…ハーモニー