■Sesamothamnus busseanus

・セサモタムナス ブッセアヌス
→ゴマ科セサモタムナス属
→エチオピア、ケニア、タンザニア、ソマリア原産

今年も出て来てくれました。わさわさになりますように。

以下、多肉植物全書より

(ゴマ科)
本科は14属と100種から成る双子葉植物で、5000年以上も前の古代エジプトや中国の時代から人類にとって重要な食用植物であったゴマ(セサムム・インディクム)を含む。多年草の灌木と一年草の草本植物があり、世界中の熱帯地域に分布する。花は花弁が合着したラッパのような管状花で、唇弁が１つある。茎と葉は粘液状の毛に覆われている。果実は鞘状。種子の先端には散布を助ける小さな羽根またはカギ状の突起が付いている。ウンカリーナ属の場合は、種子散布の補助をするのは果実に生えている刺で、果実はその刺で鳥や動物の体に付着した運ばれる。

(セサモタムナス属)
属名はゴマの木の属名 Seasamumと「灌木」という意味のthamnosを合成したもので、「灌木状のゴマの木」という意味合いである。６～８種があり、アフリカ大陸の乾燥地域にのみ分布する。栽培容易😆で、いかなる気候条件にも耐えうる強健な多肉植物な分類される。鉢植え仕立ての盆栽風コーデックスとして栽培するのに適している他、土に下ろして屋外の砂漠風庭園の庭木にすることも可能である。繁殖は挿し木と実生による。
・一般的な形態
高さ８メートルほどの中型の落葉高木。幹は直径１～３メートルの塊根状になり、株の根元から新枝を出す。葉は単葉で、互生する。葉の形状は楕円形、葉色は光沢のある灰緑色である。葉が脱落すると枝には葉柄だけが残り、疎らな刺に変化する。花序は集散花序で、１つの花序に１～３の花を付ける。花弁は基部で管状に合着し、先端を５裂してラッパのような形状になる。花色は白またはクリーム色。果実は先端の尖った扁平な鞘状で、熟すると裂開する。種子は硬質の種皮を持つ。