この10年、あまりにも自然災害が多すぎます。
県では今回の熱海市周辺を『土石流危険渓流』に指定していたのにね。無念です。

全国には、類似する危険地帯が数万箇所有るという。
6月25日に化石の話と合わせて地歴の話しをしましたが…
地歴とは…その土地がどの様に形成されたのか、地質はどうなっているか？
そして住む場所として適切か？

その為に、県や国は地形や地質を調査して『危険地帯』で有ると注意を促してくれるわけですが…

しかし、毎年のように繰り返されるのは何故だろうか？
昔は、『土石流を山津波』と呼び恐れられていた。

ところが近年、山は植林された杉中心の根の浅い樹木ばかり。
伐採されれば丸裸、土石流が発生する要因とさえなる。

土石流を予防していたブナやミズナラ、サワグルミは消えてしまった。
水と言えば…
リニア新幹線の工事で静岡のトンネル工事がストップしている。
農家が使用する水が枯れるという理由で川勝平太知事が反対している。
リニアに気をとられ、住民の命を軽視し危険地帯を放置していた事の責任は知事の責任と言える。

降水量が増えると地下水脈は満杯になり地表に溢れ出してくる。

つまり軟弱地盤を作り出すことになり、土石流を誘発させる主因となる。
地下水を抜くことは、防災にもなる。
全国数万箇所のは危険地域に共通するのは、水抜きが足りていないことなんですよ。
目先の事ばかり追うとワクチン開発同様に遅れをとることになるでしょう。