西洋紫陽花・*:..｡o♬*ﾟ💠

学名:ハイドランジア

紫陽花💓😍💓の私にはちょっと気になる紫陽花がありました🤗

夏に咲いた紫陽花が秋になるとアンティークカラーに変わる、近頃流行りの「秋色アジサイ」です((ღ˘͈︶˘͈ற))✯*❤️

我が家には５年前、お使いを頼んだ主人が買って帰った売れ残りのガクアジサイさん(6/5pic📷)が、毎年季節限定で我が家のシンボルツリー🌳となって、年々大きくなり、幅を利かせておりました😅

そこへ去年の母の日、息子からの✨🎁✨の「火の鳥🔥」がお仲間入り(๑>◡<๑)🎀
この時期のお庭は華やかさも増して⤴️⤴️💗💙💜✿.｡.:* ☆:**:. ✿ .｡.:* ☆:

次は秋色アジサイをお迎えしたい～🍀😌🍀とひそかに思っていた私(,,>艸<,,)💕
その夜🌃✨この子たちがやって来たのです🎵

今度はお使いを頼んでいませんが、出先から帰ってきた主人が、
「最近の紫陽花はいつ咲くんや❔🙄 秋まで咲くんか❔」と、ポツリと言いました。

翌朝、庭先にお目当ての秋色アジサイが２鉢置いてあったのには*Ꙩꙻ₀Ꙩꙻ)ｱﾗﾏ！✨🎁✨
パパ (*๓´ ᴗ `๓)Ťhαnk ㄚou❣❣*｡


お花💠を紹介します🥰

👆「西安(シーアン)」

初夏に咲いたお花💠は、気温の変化などによって、青紫💙から赤紫💜へ、さらに時間をかけてシックなグリーン系💚へと花色を変化させていくの🎵

ドーナツ🍩状に6個お💠を咲かせた去年、この子でアジサイの魔除けを作りました🎵(6/6pic📷)

なので、グリーン💚色は見ていません😝


👇「マジカルレボリューション」

てまり咲きで、花弁が完全に開かずに少しすぼまったような形をしています😊
花房を上から見る👀と、もこもこして可愛いらしい(๑>◡<๑)🎀

明るい黄緑色で咲き始め、咲き揃う過程で、グラデーションが美しい柔らかいお色になります🎵
花房全体が色に染まることはなく、グリーン💚が少し残ります😊

その後は、全体がだんだんとペールブルー💙から青紫💙💜になります✨

一重の装飾花で、1つ1つは小ぶりですが、花束💐がぎっしり詰まったように見える花房はロマンチックで、💠の名前通り、不思議な色合いを楽しめるアジサイなの✨

おそらく、主人はこの子たちが秋色アジサイだとは知らずに買って帰ったに違いありません(,,>艸<,,)💕

「秋まで咲くらしいよ。お得かなーと思って☝️」とお持ち帰り🎁

✿*:｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡:+* ﾟ ゜ﾟ ♥*⠜

さて、今日はもともと日本原産のアジサイを世界に広めたプラントハンターのお話をいたしましょう꒰* ॢꈍ◡ꈍ ॢ꒱.*˚‧

紫陽花💠に魅せられたプラントハンター
シーボルト・*:..｡o♬*ﾟ🧔

フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトはドイツ生まれの医師・博物学者です🎵
彼こそが、日本の紫陽花を世界に広めた張本人なの🤗

シーボルトは江戸時代に長崎・出島のオランダ商館の医師として着任しました👨‍⚕️

長崎効外に鳴滝塾を開き、医学や動植物学、様々な分野の日本研究に弟子達と励みました୧꒰*´꒳`*꒱૭✧

日本人医師👨‍⚕️の育成をする傍ら、自然科学の研究🔎も行なっていたシーボルトは、プラントハンターとして、日本滞在中に多くの植物の採取や調査に力を注ぎ、美しい紫陽花を世界に紹介しました😊

いまでは、アメリカ・ヨーロッパ各国などで観賞用に広く栽培され、多くの品種が作り出されています🎵


プラントハンターって❔🙄

15世紀のヨーロッパ諸国は、富を求めて軍艦を世界中に派遣するようになりました☝️
その時軍艦には必ず、プラントハンターが乗り組んでいました。

任務は、経済価値のある植物資源になるような植物をたくさん採集すること‼️
プラスチックや化学繊維のない当時、植物は衣食住すべての資源の元で、医薬品や原材料にもなりました👌
採集した植物は母国の植物園に送って、秘められた可能性を研究します🕵️
現在の植物園とは違い、その頃の各国の植物園は資源戦略の総司令部であり最先端の研究開発機関でした。

こうして、植物が原産地から世界中に目覚ましいスピードで拡散することになりました( ⊙⊙)!!

自然科学の研究に情熱を注いだシーボルトは、その活動の中で、ある紫陽花に、愛する日本女性の名をつけました🥰

.☆.｡.:.+*:ﾟ+｡　.ﾟ･*..☆.｡.:*

ここからは
長崎に咲くロマンスのお話よ💑

 
シーボルトが滞在した長崎では、紫陽花はもっとも市民に親しまれているお花💠
そして今も、この花をシーボルトが愛した女性の名で呼んでいます🤗

日本に来たシーボルトは、やがて日本人女性 楠本滝（お滝さん)と出会い、結ばれ一人娘イネを授かります👧
シーボルトはオランダに帰国後、日本において収集した植物標本や日本人絵師が描いた下絵をもとに『日本植物誌Flora Japonica』を作成し、そのなかで、アジサイは日本の妻・お滝にちなんだ「ハイドランジア・オタクサ」と名付け、紹介しています。

このアジサイは西洋アジサイに比べ、お花💠が小ぶりでかわいらしいあじさいです(๑>◡<๑)🎀
つつましくも可憐に咲く様は、奥ゆかしい日本人女性の美しさと重なったのでしょうか(ღ*ˇᴗˇ*)｡o♡

ただ、アジサイの学名はシーボルトが命名する以前に「Hydrangea macrophylla (ハイドランジア　マクロフィラ)」という名前で発表されていたのでオタクサの名前は認められませんでした😣

それでも、長崎の人々はシーボルトとお滝さんとの真実のロマンスに深く共感し「あじさい」ではなく、敬愛を込めて「おたくさ」と呼ぶのだそうです😊

そのような経緯から、長崎の市の花は “紫陽花” と定められており、マンホールには紫陽花のデザインが施されています😊

そこには紫陽花を慈しむ長崎の人々の心が感じられます(ღ*ˇᴗˇ*)｡o♡

人々が紫陽花を「おたくさ」と呼ぶ時、シーボルトの思いは報われているのかもしれません🤗


ちなみに、
ハイドランジアは「水の器・水瓶(果実の形が水瓶に似ていることから)」

マクロフィラは「大きな葉っぱ」
という意味です🎵

立派な葉っぱ🍃で、お水が大好き🍀😌🍀なアジサイにぴったりෆ❛ั◡❛ัෆ✩⃛*⁎

日本での任期が終了し、一時帰国が決まったシーボルト。
船の中から国外持ち出しが禁止されているものを所持していたことが発覚し、国外追放されてしまいます😭
歴史に残る “シーボルト事件” ですね😱

シーボルトは、お滝さんとイネを心配し、貯蓄のほとんどを日本に残していったそうです。
3人が念願の再会を果たしたのは、日本が開国した30年後のことでした。

☔🌁☔🌁の中、静かに佇む紫陽花は、二人の姿を映しているかのごとく、雨に濡れても凛と美しく、それゆえに、梅雨の鬱陶しさを優しく癒してくれるのかも知れませんね✨

ますます紫陽花愛💓😍💓が止まりません
･:*:･(*´艸`*)･:*:･

今年も西安で紫陽花の魔除けを作り、「6」のつく日に吊るそうと思います🙆