ネズミモチ (鼠黐)💠✨
(別名・タマツバキ 玉椿)

道端シリーズ🌱✨(山道)です


💠花は……

・白い花冠は 4～5㎜で４裂
・花弁の先は外側に反る
・雄しべ♂は２つで淡い黄色の葯(やく)
・雄しべ♂雌しべ♀ともに、花冠より飛び出る


🌱葉は……

・対生
・ 4～8㎝の楕円形、先端は尖る
・質は皮質で厚く、葉脈が透けない

☝️この葉脈が透けるか透けないかというのは、
似た木の「トウネズミモチ💠」との見分けの際にポイントになります

「トウネズミモチ💠」の葉脈は透けて見えますが、
「ネズミモチ💠」の方は、主脈は見えますが、横の側脈は見えません


🌳幹は……

・灰褐色で、白い粒状の皮目が目立つ

……なのですが、
pic の右下のだと、
シブコブし過ぎてて良く分からない😓
随分、年期の入った感じの幹で、
他の木と間違えてるかなぁ、とも思ったのですが、
葉っぱから見ると、たぶん合ってます


💡「モチ」と付くので、
すぐに、最近目にしたり調べたりした「クロガネモチ💠」や「モチノキ💠」を思い浮かべましたが、

🌳「クロガネモチ💠」や「モチノキ💠」は……モチノキ科モチノキ属で赤い実をつけるのに対し、

🌳「ネズミモチ💠」は……モクセイ科イボタノキ属で、実の色は黒です


言われてみれば、「イボタノキ💠」の花より花の筒部がちょっと短い感じですが、よく似てます😌


💡名前の由来は、
一度聞くと忘れたい……💧
実(み)がネズミの糞に似てるからとか……😢

🔍ちなみに、
「タマツバキ」の方でも調べてみようとしたら、
競走馬のデータがズラリと出てきました😅


💡清少納言さんの『枕草子(37段)』に、

「ねずもちの木、人なみなみなるべきにもあらねど、葉のいみじうこまかに小さきが、をかしきなり。」

(訳・ねずもちの木、他の木と同じような一人前の木ではないが、葉がとても繊細で小さいのが、面白い。)


と、「ねずもちのき」というのが登場してて、

これを「ネズミモチ💠」と思われがちですが、

それだと「葉っぱが小さい」とか「立派な木じゃない」とか言ってるのが矛盾するんですよね～😓

ということで、
残念ながら、古典『枕草子』に登場する「ねずもちのき」は、
「ネズミモチ💠」ではなさそうです


🌳『枕草子』の「ねずもちのき」は、「イヌツゲ💠」ではないかというのが一般的な見解のようです😌

先日 up⤴️した我が家の「イヌツゲ💠」……

あのときには、ソンナコト知ラナカッタヨ😓