５月は皐月。緑が映える季節に、私の散歩道の道際等の草花達は、まさに百花繚乱の時季に包まれているようである---

４月からの、草花達の嬉々とした姿、姿---その26。

ワスレナグサに似る、清楚な小さな花の群。
---何時も散歩道のオープンガーデン。そこには、シルバーグリーンの葉をつけた無数の小さな白い花の草花が。

ワスレナグサにも似た、またカスミソウにもイメージされる、清楚な花の群が大きな空間を占めて拡がっていた。
その下に、オンファロデスなる小さな表示が隠れていた。

・オンファロデス(ムラサキ科 オンファロデス属)
ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに約30種が分布する草花。
毎年花を咲かせる多年草と、一年で枯れる一年草がある。

日本ではリニフォリアとカッパドキア’スターリーアイズ’の2種が主に栽培されている。
海外では数種が栽培されている。同じムラサキ科のワスレナグサに花姿が非常に似ている。

花期は3月〜7月。
名前は、ギリシア語のオンファロス(へそ)とエイドス(似る)からなり、タネにへこみがあることに因む。

＜品種＞
→リニフォリア
地中海沿岸原産の一年草。5月-6月に1cmほどの小花を咲かせる。花色は白、青紫など。

→カッパドキカ
トルコ原産の多年草。這うように伸びる地下茎から芽を出して茂る。5月～6月に淡い青紫色の花を咲かせる。園芸品種の’スターリーアイズ’は青紫に白い縁取りが入り可愛らしい。

→ヤポニカ
日本の山林に自生する多年草で、径1cmほどの青花をまばらに付ける。

(出典・参考; ヤサシイエンゲイ 他)