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阿南田零さんの小さな庭,デンドロビウム アフィラム,Dendrobium aphyllumの投稿画像

2021/04/18
デンドロビウム アフィラムが咲きました。
1番早い株は4月の10日頃から咲き始めました。
昨年は5月31日に、一昨年は5月19日(GSには載せてない)に撮影しているので、例年より1ヶ月以上早いです。寒の入り頃から浴室にぶら下げてたからかな?

デンドロビウム アフィラム
Dendrobium aphyllum (Roxb.) C.E.C.Fisch. (1928)
ラン科セッコク属(デンドロビウム属)

向かって右側の株は昨年も載せた、まあ、ほぼ毎年咲いている株で、Dendrobium aphyllumとして購入したものです。

向かって左側の株はここ3年ほどはナゼか咲いてなかったGS初出し株で、Dendrobium pierardii var. giganteum (デンドロビウム ピエラルディー 変種 ギガンテウム)として購入したものです。

現在、分類学的にはピエラルディーはアフィラムの同種異名とする考え方が主流なのですが、園芸業界では異名のピエラルディーでもたくさん流通しています。
理由の一つは『昔の名前で出ています』という有りがちなケースです。
もう一つの理由として、ピエラルディーとアフィラムは別種だ!と考えている人たちがいることが関係しているかもしれません。
確かにアフィラム/ピエラルディーには個体差なのか、地域差なのか、かなり多型があるようなので、もしかしたら将来的に別種に戻ることもあるのかもしれませんが、少なくともうちの2株は種を分けるほどの違いはないですね。しいて違いを上げるとすれば、リップ奥の模様の範囲が多少違う程度でしょうか。

“ギガンテウム”に関しては、ピエラルディーにギガンテウムなんて変種は記載されていないので、どこかの花屋が勝手につけたものでしょう。学名としては無視してOK なんですが、そもそも、ギガンテウムという変種名が付けられるときは、普通種に比べ、何か(多くの場合は花)が際立って大きいという特徴があるのですが…見ての通りです😁

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