「渋沢栄一」
赤詰草　花言葉　豊かな愛
日本資本主義の父　小沢章友さん著　講談社　青い鳥文庫　・・対象小学中級からとのこと。この歳になるとハードな本は読むのは辛いです。
この文章は長いのでおじかんのある時にお読みください。
ご存知　今年の大河ドラマ「晴天を衝く」の主人公です。
主人公　渋沢栄一／吉沢亮（りょう）さん
栄一の従妹　いとこ／のちの妻
尾高千代（ちよ）役／橋本愛さん
渋沢栄一は幕末の埼玉県深谷市の農家に生まれる。
○第一の時期
23歳まで尊王攘夷をかかげて倒幕をはかる天下の志士として生きる。
○第二の時期
倒幕計画はうまくいかず、命の危険がせまったとき平岡さんに出会い一橋慶喜（草彅剛）さんの家臣になる。
○第三の時期
栄一が反対していたのに慶喜さんが将軍になったので失望。浪人になろうと考えていた時、慶喜さんの弟のおともとしてフランスへ行きその後イギリスで近代産業を学ぶ。
第四の時期
静岡藩に協力するかたちで会社を作ろうとしたが明治政府の大隈さんに説き伏せられて大蔵省の役人になる。
○第五の時期
井上馨さんと政府の財政改革を進めたが反対にあい辞職し実業家となり銀行を作る。
栄一の基本思想は論語（孔子の教えを弟子たちが書き留めたもの）と算盤を両立させることだった。
明治11年に三菱財閥の岩崎弥太郎に事業を独占するために力を貸してくれとの依頼を断り岩崎さん激怒！
それ以来、三菱財閥と常に対立する。明治18年に岩崎さんが亡くなるが弟弥之助さんが兄の遺志をついで戦おうとしていたので時の外務卿の井上馨さんに止められる。
栄一さんの日本にしっかりした株式会社をつくらなくては、という信念によって日本郵船、王子製紙、東京海上保険等実に480社におよんだ。
それゆえに「日本資本主義の父」と呼ばれる実績を残した人物です。
晩年は国際親善に力を注ぎ昭和2年に「青い人形」と「日本人形」の交換は子どもだけでなく日米友好に役立った。
童謡「青い目の人形」として歌われました。
昭和6年　栄一さんは北区王子の飛鳥山の自宅で91歳の生涯を終えました。
墓所は谷中霊園にあり近くに慶喜さんのお墓もあるそうです。
・・歴史は変えられないのでこれを知り大河ドラマが誰をどのように描くかを楽しく見ていきたいと思います！