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お出かけ先,ヒュウガミズキ(日向水木),トサミズキ(土佐水木)の投稿画像
カタバミさんのお出かけ先,ヒュウガミズキ(日向水木),トサミズキ(土佐水木)の投稿画像
ヒュウガミズキ(日向水木)
トサミズキ(土佐水木)
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カタバミ
2021/04/05
4月。暖かな陽気に誘われ、草花が咲きみだれ、動物や虫たちも顔を出し始める季節。私の散歩道の道際等の草花達も、その硬い殻を脱ぎ去って、自らの容姿を奮い起こしている---
3月からの、草花達の満面の姿、姿---その3。
下を向いて黄色花咲く、2つの同類花木。
---これまでの散歩道の道際に見ても、サラリと見流して、その名も敢えて知ろうともしてこなかった花木。
そんな花木が、私の住まいの身近にもありながら、なんと不認識で至らぬことであったことかと、恥じ入ったのである。
可愛いらしくも、その花弁を開き切らずに、うつむき加減に下を向いて咲く、黄色の花を沢山に付けた、同じような2種類の花木に、初めて出会ったかのように、ゆっくりと接近した。
ひとつは、ヒュウガミズキ(日向水木)、もうひとつはトサミズキ(土佐水木)という同類の、庭園等によく植栽されるという花木であった。
・ヒュウガミズキ<日向水木、別名 ヒメミズキ<姫水木>、イヨミズキ<伊予水木>>(マンサク科 トサミズキ属)
近畿北部及び北陸の日本海岸沿いを原産とする落葉低木。自生は少ないが、可憐で美しい花や秋の黄葉に観賞価値があるため庭園等に栽培品が植栽される。
原産地が日向の国(宮崎県)だとして名付けられたが、実際の原産地は上記のとおりであり、命名は誤解に基づく。植物学者の牧野氏は小さなトサミズキを意味する「ヒメミズキ」がヒュウガミズキに転訛したとする。
開花は他に先駆けた3~4月。直径1センチ弱の小さな黄色い花が1~3輪ぶらさがり、長さ2センチほどの花穂を形作る。雄しべは花弁より少し短い。花は控えめであり、雑木の庭や和風庭園にも使われる。
花の後にはトサミズキを小さくしたような果実ができ、10月頃に黒く熟すと二つに裂け、中から卵形の種子が2粒現れる。種を蒔くと芽が出やすく、繁殖は難しくない。
新葉が展開するのは花が咲いた後。葉は直径3~5センチの小さな卵形で、葉脈と呼ばれるスジが目立つ。
樹皮は灰色で中心となる幹はなく、株立ち状に育つ。細かな枝がジグザグに伸びてよく分岐するため、たくさんの花を楽しむことができる。
<ヒュウガミズキに似る木>
・トサミズキ(土佐水木)
ヒュウガミズキはトサミズキと比べ、枝、葉、花のすべてがより小さい。また、トサミズキは花の萼や果実などが細かな毛で覆われるが、ヒュウガミズキには毛がない。
ヒュウガミズキ同様、花の萼や果実などに毛がないものに、次の2種があり、これらはヒュウガミズキよりも花数が多く背丈や葉も大きい。
・キリシマミズキ(霧島水木)
・コウヤミズキ(高野水木)
(出典・参考; 庭木図鑑 植木ペディア)
・トサミズキ<土佐水木、別名 シロムラ>(マンサク科 トサミズキ属)
主に土佐(高知県)の山地に自生する落葉樹。枝を切ると水気が多いこと、あるいは落葉高木のミズキに葉が似ることから名付けられた。
庭木としての歴史は古く、江戸時代には葉に模様の入った斑入り種がもてはやされた。
開花は3~4月。葉に先立って画像のような一風変わった花を咲かせる。長さ4センチほどの花穂は、直径7ミリ程度の小花が5~10輪ほど集まってできる。花弁と雄しべは5個ずつあり、雄しべの先端の葯は暗い紅色になる。
花の後にできる果実は熟すと自然に二つに裂け、中から楕円形の黒い種子が顔を出す。
葉は枝から互い違いに生じ、長さ5~10センチほどの楕円形になる。葉脈が目立ち、縁が波状になることが特徴で、葉の裏や葉柄、若い枝に星状の細毛が密生し、手で触れるとザラザラした感じがする。
枝が弓なりに屈曲して育つため、雑木の庭や芝庭などで木々の合間に植える野趣に富んだ雰囲気を作ることができる。
<トサミズキに似る木>
・ヒュウガミズキ(日向水木)
同じマンサク科トサミズキ属の植物だが、葉も花もトサミズキより小さく、枝も細い。また、トサミズキは花が7~8個単位で垂れ下がるのに対して、ヒュウガミズキは2~3個単位と少ない。
なお、トサミズキ属は7種あるが、日本にはトサミズキ、ヒュウガミズキの他に、次の2種があり、合わせて4種が自生する。
・コウヤミズキ(高野水木)
・キリシマミズキ(霧島水木)
その他の日本以外の原産種。
・ブータントサミズキ(ブータン土佐水木)
花弁が細く、花に芳香がある。
・ニオイトサミズキ(臭土佐水木)
文字どおり花に強い芳香がある品種。原産地は中国で別名をシナミズキというが、園芸用として日本でも普通に出回っている。
(出典・参考; 庭木図鑑 植木ペディア)
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カタバミ
場所
お出かけ先
植物
ヒュウガミズキ(日向水木)
トサミズキ(土佐水木)
3月からの、草花達の満面の姿、姿---その3。
下を向いて黄色花咲く、2つの同類花木。
---これまでの散歩道の道際に見ても、サラリと見流して、その名も敢えて知ろうともしてこなかった花木。
そんな花木が、私の住まいの身近にもありながら、なんと不認識で至らぬことであったことかと、恥じ入ったのである。
可愛いらしくも、その花弁を開き切らずに、うつむき加減に下を向いて咲く、黄色の花を沢山に付けた、同じような2種類の花木に、初めて出会ったかのように、ゆっくりと接近した。
ひとつは、ヒュウガミズキ(日向水木)、もうひとつはトサミズキ(土佐水木)という同類の、庭園等によく植栽されるという花木であった。
・ヒュウガミズキ<日向水木、別名 ヒメミズキ<姫水木>、イヨミズキ<伊予水木>>(マンサク科 トサミズキ属)
近畿北部及び北陸の日本海岸沿いを原産とする落葉低木。自生は少ないが、可憐で美しい花や秋の黄葉に観賞価値があるため庭園等に栽培品が植栽される。
原産地が日向の国(宮崎県)だとして名付けられたが、実際の原産地は上記のとおりであり、命名は誤解に基づく。植物学者の牧野氏は小さなトサミズキを意味する「ヒメミズキ」がヒュウガミズキに転訛したとする。
開花は他に先駆けた3~4月。直径1センチ弱の小さな黄色い花が1~3輪ぶらさがり、長さ2センチほどの花穂を形作る。雄しべは花弁より少し短い。花は控えめであり、雑木の庭や和風庭園にも使われる。
花の後にはトサミズキを小さくしたような果実ができ、10月頃に黒く熟すと二つに裂け、中から卵形の種子が2粒現れる。種を蒔くと芽が出やすく、繁殖は難しくない。
新葉が展開するのは花が咲いた後。葉は直径3~5センチの小さな卵形で、葉脈と呼ばれるスジが目立つ。
樹皮は灰色で中心となる幹はなく、株立ち状に育つ。細かな枝がジグザグに伸びてよく分岐するため、たくさんの花を楽しむことができる。
<ヒュウガミズキに似る木>
・トサミズキ(土佐水木)
ヒュウガミズキはトサミズキと比べ、枝、葉、花のすべてがより小さい。また、トサミズキは花の萼や果実などが細かな毛で覆われるが、ヒュウガミズキには毛がない。
ヒュウガミズキ同様、花の萼や果実などに毛がないものに、次の2種があり、これらはヒュウガミズキよりも花数が多く背丈や葉も大きい。
・キリシマミズキ(霧島水木)
・コウヤミズキ(高野水木)
(出典・参考; 庭木図鑑 植木ペディア)
・トサミズキ<土佐水木、別名 シロムラ>(マンサク科 トサミズキ属)
主に土佐(高知県)の山地に自生する落葉樹。枝を切ると水気が多いこと、あるいは落葉高木のミズキに葉が似ることから名付けられた。
庭木としての歴史は古く、江戸時代には葉に模様の入った斑入り種がもてはやされた。
開花は3~4月。葉に先立って画像のような一風変わった花を咲かせる。長さ4センチほどの花穂は、直径7ミリ程度の小花が5~10輪ほど集まってできる。花弁と雄しべは5個ずつあり、雄しべの先端の葯は暗い紅色になる。
花の後にできる果実は熟すと自然に二つに裂け、中から楕円形の黒い種子が顔を出す。
葉は枝から互い違いに生じ、長さ5~10センチほどの楕円形になる。葉脈が目立ち、縁が波状になることが特徴で、葉の裏や葉柄、若い枝に星状の細毛が密生し、手で触れるとザラザラした感じがする。
枝が弓なりに屈曲して育つため、雑木の庭や芝庭などで木々の合間に植える野趣に富んだ雰囲気を作ることができる。
<トサミズキに似る木>
・ヒュウガミズキ(日向水木)
同じマンサク科トサミズキ属の植物だが、葉も花もトサミズキより小さく、枝も細い。また、トサミズキは花が7~8個単位で垂れ下がるのに対して、ヒュウガミズキは2~3個単位と少ない。
なお、トサミズキ属は7種あるが、日本にはトサミズキ、ヒュウガミズキの他に、次の2種があり、合わせて4種が自生する。
・コウヤミズキ(高野水木)
・キリシマミズキ(霧島水木)
その他の日本以外の原産種。
・ブータントサミズキ(ブータン土佐水木)
花弁が細く、花に芳香がある。
・ニオイトサミズキ(臭土佐水木)
文字どおり花に強い芳香がある品種。原産地は中国で別名をシナミズキというが、園芸用として日本でも普通に出回っている。
(出典・参考; 庭木図鑑 植木ペディア)