クロヨナ

クロヨナの原産はインドやオーストラリアで、北は日本の奄美大島から南はオーストラリアまで自生しています。海流散布なのでここまで分布範囲を拡大できたのでしょうね！
もともとの自生地が海に近いため、塩分や強風に強く、台風の多い沖縄でもよく成長する緑化樹です。マメ科なのでやせ地でも大気中の窒素を利用できる窒素固定菌の働きで成長できるし、土壌を肥沃にしてくれるはず。この前のゴールデンシャワーもマメ科でしたが、マメ科って優れもんだわ〜。

種子からはポンガム油（クロヨナ種子油）と言うのが取れて、皮膚病の薬、ロウソクや石鹸、潤滑油、ランプの油、魚毒、殺虫剤の材料にもなるそうです。他にも樹皮や葉、根の汁は薬になるらしく、痔、かっけ、腫瘍、潰瘍、目や皮膚の病気他に効く薬が作れるらしいです。
最近では新しいバイオ燃料の原料としても注目を集めているそうですよ^_^
毒性が低い、ということで絞りかすは家畜の飼料にできるらしくけっこう有用な樹木なんですね。
毒性はあるけど、使い方によっては薬効作用もあるのって面白いですよね。