早くも2月。私の散歩道の道際等の草花達は、まだ冬の時期に耐えながらジッと次の時季を待ち焦がれているようだ---

1月からの、進む時候の移りに観る草花の姿、姿---その11。

咲き出した、ニオイカントウ(匂款冬)
---散歩道の道際のオープンガーデンの樹々の下に。毎年、今頃から顔を合わせてきても、見過ごしてきた、地味だが、何かその奥ゆかしさを持つ草花。
この度は、しっかりと手に取ってみる。その名が持つ様に、ほんのりとした「桜もち」を思わせるような「春」の息吹をそこに感じたのである。

・ニオイカントウ＜匂款冬、別名ウインターヘリオトロープ＞(フキ属　キク科)
地中海沿岸地方原産。昭和の初期に渡来。
春、花茎が伸びてきて白い花が咲く。その後、ピンク色になっていく。花は「桜もち」みたいなよい香りがする。

葉っぱは大きくて丸い。蕗(ふき)に似ている。名前の「款冬(かんとう)」はフキのことを指す。

花期は3〜5月。
フキノトウ に似た薄紫の花を付ける。

(出典・参考; 季節の花 ３００、四季の山の草)