早くも2月。私の散歩道の道際等の草花達は、まだ冬の時期に耐えながらジッと次の時季を待ち焦がれているようだ---

1月からの、進む時候の移りに観る草花の姿、姿---その5。

真っ白に咲く、カンシロギク(ノースポール)
---いつもその前を行く道際のオープンスペース。茶色の地肌を大きく出している中に、こじんまりとして、一塊の草花だけが、そこに真っ白に光り輝いて、ポツンとそこに座っていた。

この草花が、この時候から次への時季を呼ぶことになるのだろう。

・カンシロギク＜寒白菊、別名 ノースポールギク、クリサンセマム・パルドスム＞(フランスギク属 キク科) 　　　　　　　　　原産地はアフリカのアルジェリア周辺ないしはヨーロッパ。地中海沿岸に広く分布。日本へは1960年代に入って輸入。
半耐寒性多年草だが、高温多湿に極端に弱いため、日本では一年草として扱い。今では冬のガーデニングにはなくてはならない存在。

和名の由来は、花付がよく株全体を真っ白に覆うように見えるところが北極を連想させることによる。「ノースポール」商品名で一般名として定着。旧学名またはシノニムの「クリサンセマム・パルドスム」と表記されることも。

草丈は15cm-25cmほど。矮性でよく分枝する。まだ寒い12月ごろから翌年6月までの長期間、マーガレットによく似た白い花を付ける。芯の管状花は黄色。