１２月２７日撮影　赤塚植物園

針葉樹の森を歩いていると、緑色の実が見えました。
実は家の近くの金柑を（密かに）観察しているので、初めはカラタチとかタチバナとか柑橘系の実かと思ってしまいましたが、よく見るとどちらかといえばミニトマトのようなツルツルで皮が薄い実のようです。

植物園なので、札があるのですぐに分かります。

フユサンゴ
ナス科ナス属
非耐寒性常緑低木。種名はタマサンゴ。

葉の淵が波打ちます。花は小さく白色で
果実は丸く橙黄色に熟します。…と札には書いてありました。

・ブラジル原産。明治中期に渡来。
・夏から冬にかけて鮮やかな色の丸い実を
　いっぱいつけるので、その姿を珊瑚に見立て、
　時期と合わせて「冬珊瑚」という名前になったとのこと。

　実の色の遷移がおもしろく、
　花を咲かせたあとで緑色の実になり、
　それが「緑 → 黄 → 橙」の順で色づく。
　いろんな段階の色の実が同居して
　緑色の実、黄色の実、橙色の実が
　ほぼ同時に楽しめる。
　　🟢→🟡→🟠→🔴ですね。

・実はきれいだが毒があるらしく、食用にはならない。
・寒さに強い。

・別名
　「ビッグボーイ」
　「クリスマスチェリー」
　「玉珊瑚（たまさんご）」
　いずれも、実の形からの命名のようだ。
（季節の花 ３００　より）

ジュズサンゴもそうですが、実が赤くなっていくものを「〇〇サンゴ」というのが面白いです。