ツユクサの恐るべき戦略🤣

最近よく見かける二段咲き😅上が雄花、下が両性花(逆もあるようです)。なぜ？🤔。
長ーくなるので、時間が許せば、秋の夜長に読んでくださいね😁

ツユクサには、雄花、両性花、閉鎖花があります。おまけに、受粉方法は、１個体だけでも次世代を残せる自家受粉なのに、
わずかながら昆虫による他家受粉も行って、個体群の遺伝的多様性も保っているらしい。
ツユクサの花が出てくる苞の中には、花柄が２本あり1本は直立
し、もう1本は斜めに伸びています。直立する花柄には、つぼみはつかないか、ついても一つです。斜めに伸びる花柄には、通常1～3このつぼみがつきます。ここで、二段咲きの花はというと、直立する花柄が、つけないはずのつぼみをつけて、咲いたものと、斜めに伸びる花柄の二番目か、三番目の控えの花が同時に咲いたことになります🤔。
ここで、もう一度ツユクサの恐るべき戦略はというと、ツユクサは通常、斜めに伸びる花柄のつぼみを優先的に順番に咲かせ
ていくことです。つまり、①番目のつぼみのピッチャーが、頑張りますが、受粉に失敗して種を作れなかった場合は、控えの②番目のつぼみのピッチャーが、マウンドへ向かいます。その時に、まさかの為に③番目のつぼみのピッチャーが、慌てて準備を始めるはずです😁
そして、全く登板予定のなかった直立する花柄が、嘘でしよ⁉️と慌てて一応ピッチング練習を始めて、つぼみをつけるわけです😁。１日花なので、中々種を作るのも大変です。
そういうわけで、まだまだ、①番目のピッチャーである花が咲いている夏の早い時期には、二段咲きのツユクサを見かけることは少なくなります。受粉の失敗が続いて、②番目、③番目の花が咲いてくるこの時期に、割と高確率で二段咲きが出てくるわけです。9月も後半になると、二段咲きにかかわらず、雄花の出現率は、4～5割になるとかかれてるものもありました😅

また、ツユクサのもう一つの恐るべき戦略は、両性花が２つつくことはなく、片方は必ず雄花になります。一つの苞で種を２つ育てることがないようにでしょうか。ブルペンで、ウォーミングアップをしたタイミングで、先に咲く準備ができたほうが、両性花になるんでしょうかね。ただ、この雄花も無駄にはなりません。ツユクサのムラサキ色の花びらは、昆虫にとっては目立たなく、昆虫を引き寄せるのは黄色い小さな花のような雄しべなんだそうです。これは、全く花粉を出さない雄しべなので、昆虫を呼ぶためだけのものですね。ここで、他家受粉の手助けをしてるんですね😆。
また、ツユクサの雄しべと雌しべは、ビミョーに離れているので受粉ができなかった場合でも、花が閉じてからしべや柱頭が動いて受粉できるのだそう👀。
こう考えてみると、ツユクサの大繁殖は納得がいきますね😅
でも、あくまでもみかんの仮説です➰🤣🎵