コンフリー／鰭玻璃草(ヒレハリソウ) 明治時代に牧草や観賞用、薬用として渡来し野生化しているヨーロッパのコーカサス地方原産の帰化植物。ムラサキ科の多年草。ハーブの一種で肥料にも使われる。茎によく目立つひれがあるので鰭張草(ヒレハリソウ)と呼ばれる。 昭和40年代に健康野菜としてブームになり家庭菜園などで栽培された。葉にビタミンB12やタンパク質を多く含むため、若い葉を天ぷら、おひたし、炒め物などにして食べていた。しかし、コンフリーにはピロリジジンアルカロイドが含まれる。これを長期間過剰に摂食すると肝障害等を引き起こすとされ、厚生労働省は2004年にコンフリー及びこれを含む食品について販売禁止にした。家庭菜園などで栽培している場合には摂食しない方がよい。 出典『東京都福祉保健局HP』『植調雑草大鑑』『夏の野草』